
外に食事に行くと、店内で必ず1,2組の「女子会」に遭遇します。
女性が2人以上集まると、お喋りの花はずーっと咲き続けていますよね。
いつの世でも女性グループは、年齢を問わず、元気に日本経済を支えているな~と、感心してしまいます。
その女子会で繰り広げられるプチギフト交換の場面では、近くにいるこちらまで思わず笑顔になります。
女子会でのプチギフト文化
誕生日プレゼント、旅行のお土産、バレンタインの友チョコなど特別な意味のあるものではなく、共に時間を過ごす友達にプチギフト、という場面をよく見かけます。「あら~!」「かわい~!」「ありがと~!」と、みんな満面の笑み。
「これ、途中で見かけて試食したら、とっても美味しかったから~!」という、あげる方からの軽い一言も聞こえてきて、周りの空気が和んでいます。
待ち合わせの前にふらっと立ち寄ったお店、デパ地下のお菓子専門店などで買った一口大の高級洋菓子、高級ブレッドのクォーターサイズなど、高級品だけど数百円で買える一人分。
その専門店の小さな紙袋もカラフルでお洒落。
自分用に買い物をすることは滅多になくても、デパ地下の専門店は、最強のギフトマーケットなのです。
お菓子の味だけでなく、パッケージや紙袋のデザインも含めて、全てが自分のセンスを試されるもの。相手の喜ぶ顔を想像して、各店のコンシェルジェに商品特性を聞きながら選ぶのは、かなりワクワクします。
このプチギフト、手軽な値段だし残るものじゃないから、「ほんの気持ち」という言葉がぴったりですね。貰うほうも、気を使わずにありがた~く受け取れます。
かつて、母親世代がご近所のお友達同士で「おすそ分け」という文化を醸成していました。
「おすそ分け」とは、他人から貰ったものの一部を、さらに友人や知人などに分け与えることをいいます。「すそ」とは着物の裾を指し、地面に近い末端の部分というところから転じて「つまらないもの」という意味があるそうです。相手に気を使わせない日本人らしい美しい言葉だな、と思います。
「おすそ分け」も、ちょっとした「ありがとう」の贈り物。
これの進化がプチギフトなんだなと感じます。
「気持ち」を受け取ると、「気持ち」を贈れるようになる
テレビドラマの世界では、毎晩のように一緒にごはんを食べたり、すぐに駆けつけてくれたりする友達が必ずいます。でも現実には、なかなかそうはいかないもの。
お互い仕事や家庭がある中で、友人との約束は、その一つ一つがとっても貴重なイベントですよね。
「来てくれてありがとう!」という感謝の気持ちのプチギフトを贈り合う…すごくホッコリします。
あげる方は、ただ純粋に、「相手に喜んで欲しい」という気持ちだけ渡すもの。何の見返りも求めていないのです。
受け取る方は、素直に「ありがとう」と受け取るだけ。
ところが、受け取ることに慣れていないと、「お返ししなきゃ」というプレッシャーで、「人間関係が煩わしい」と感じてしまうこともあります。
それでも、人付き合いには、常に「気持ち」のやり取りが存在します。
モノがあるかないかは関係なく、あなたが受け取るのは感謝の「気持ち」。
この感謝の「気持ち」は、素直にありがたく受け取ることで、自然と自分も人にあげることができるもの。
そうしていくうちに、自己肯定感が上がり、様々なことに感謝できるようになるのです。
まずは、人の「気持ち」をありがたく受け取ることに慣れてみませんか。
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Frau EDU. フラウエ
by Mei