もの、らしいもの。

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Yuta
by Yuta

今日は仏教の言葉、「空(くう)」についてです。

空とは?

この問いは、時代の流れによって変わってきます。
また、人によっても答えが変わってきます。

なんとなくわかるような、
でもつかみどころの難しい言葉なんです。

ぼくなりに考えた空のはなしを、ふたつしてみます。

ひとつめ「車のはなし」

車って実は存在しません。

試しに、車の部品をひとつずつ取ってみてください。
あ、想像で大丈夫ですよ。

ミラーだけ残ったとします。

さて、車と呼ばれるものがミラーだけになる間に
いつか車じゃなくなりますよね。

それは一体、いつなんでしょうか?

車は初めからなかった、かもしれません。
車「のようなもの」を車だと判断していたのでしょう。

時計というより、時計「のようなもの」
家というより、家「のようなもの」

その「ようなもの」をぼくたちは
日常的に何のためらいもなく扱っています。
ただ、車の例の通り、その「もの」はありません。
これがひとつめの「空」です。

ふたつめ「芸術のはなし」

米フロリダ州で開催された現代美術展「アートバーゼル」での出来事。
壁に銀色のガムテープで貼り付けた1本のバナナ。

誰でも出来そうで出来なさそうなこれぞ現代美術といった作品です。

なんと12万ドル(約1,300万円)で購入されました。

驚くのはその購入金額だけではありません。

なんと開催の場で、ある観客がそのバナナを食べてしまう出来事がありました。
ある観客とは、作品とは関係のないアーティストで、本人はパフォーマンスで食べたらしいのです。

この珍事件に、さらに深く考えさせられたのが、ギャラリー側の対応でした。
一時の騒ぎも収まり、その食べた人を咎めることもなく、

作品を破壊したわけではありません。あのバナナはアイディア(概念)なのです。

と言って、新たなバナナをガムテープでくっつけました。

つまり、その作品は「もの(のようなもの)」ではなく「概念」ということです。
このアートは誰にも壊せない「空」の作品なのです。

 

ぼくたちは「もの(のようなもの)」を手に入れ、たまに執着したりもします。
でも、「もの(のようなもの)」は、いつかはなくなります。
後に残るのは、それを見たり、触ったり、思ったり、考えたり・・・。

そしてそれに対しての喜怒哀楽。
結局、人は死ぬ時は何も手にせず、「思い出」が残るのです。

もの「のようなもの」でできている世界の中で
生きてきたあなたの大切な「思い出」の方が
そのカタチは、ずっと壊れない、誰にも壊せない
もっとも「ものらしいもの」かもしれません。

以上、ぼくなりに考えた空のはなしでした。

 

今年もあと残りわずか・・・。
一年の中で新しい出逢いや、悲しいお別れも
きっとあったのではないでしょうか。

思い出を振り返ったとき、少しでも
あなたの素敵なヒントになればと思います。

 

Frau EDU フラウエデュ

by Yuta

 

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