
生きていると辛い出来事の一つや二つ、ありますよね?
そして、その出来事は、なかなか記憶から出て行ってくれなかったり。
そんな時、あなたならどうしていますか?
多くの人が実践しているのは、次の2つ。
- 他のことに没頭して、辛い出来事を思い出さないようにする。
- 旅行などをして、日常を離れてみる。
どちらも「時薬」「転地薬」とよばれる気分転換の方法です。
この方法を実践しているうちに、
問題がどうでもよくなったり、
忘れてしまったり、
違う感覚に置き換わったりして、
本当に気分が転換することがあります。
しかし、
気分転換をしても、
日常に戻るとまた辛さに覆われてしまったり
何をしていても頭から離れない出来事を
抱えてしまうときもあります。
あまりにも辛い出来事に関しては、
自分の気持ちに蓋をすることは、
応急措置でしかなく、
時薬や転地薬があまり効かないことがあります。
そればかりでなく、
出来事から目を背けているだけで、
根っこにずっと抱えてしまうこともあるのです。
辛さを認める
まずは、
辛い自分を、「よしよし~、辛いよね~」
と抱きしめてあげましょう。
思い切り、声をあげて泣いてもよいのです。
引きこもってしまったってよいのです。
そんな状態であっても、
ちゃんと「息をしている」ことに気が付いてください。
自分の呼吸を意識してみてください。
そして、
こんな辛い思いをしているけど、
それでも生きている私って、えらい!
と、自分をたくさん褒めてあげましょう。
感謝の気持ち
自分の尊さに気づくことにより、
生かされていることに感謝の気持ちがわいてきます。
このプロセスを入れた後に、
時薬や転地薬を試してみます。
もちろん、
これらは一発ですぐに効く特効薬ではありません。
でも、副作用は一切ありません。
思考錯誤して薬の量を調整しながら、
自分に合ったやり方で、
毎日を丁寧に過ごすことだけに集中してみます。
生かされていることへの感謝の気持ちは、
次第に、
周囲の人々や自分の置かれている環境に
向くようになってきます。
感謝の気持ちが大きくなるにつれ、
あなたは今よりもずっとずっと
素敵な笑顔になっていくはず。
どんな試練も必ず乗り越える道はあります。
辛い時は一人で抱え込まず、
ぜひカウンセラーやコーチにも
相談してみてくださいね。
Frau EDU フラウエデュ
By Mei