
街はすっかりクリスマスムード一色ですね。
みなさんも寒空に映える美しいイルミネーションや、BGMで流れているクリスマスソングを楽しんでいるでしょうか。
元来、私たちは色づく木々、鳥や虫の声、風の匂い、旬の食べ物、気温など、自然界における季節の移り変わりを五感により感じとっています。
時には街の喧騒と離れて、その移ろいに自分の人生を重ねて、感慨に浸ってみるのもいいものです。
楽しみ方の多様化
ゆっくりと進む自然界の変化に対し、街のイルミネーションや広告宣伝はどんどん前倒しになり、派手さを増している気がします。クリスマスはすっかり国民行事になりました。
かつてはイヴの日に残業していると、「早く帰らなくていいの?」なんて声をかけられたり、「クリスマスは誰と過ごす?」が季節の挨拶だったり!
「クリスマスを独りで過ごすのは寂しい(くりぼっち)」なんていう決まり文句もありました。
キリスト教の教えとは関係なく、「クリスマスは、大切な人(恋人、家族など)と過ごすもの」という価値観がいつのまにか定着してしまっていたのですね。
一方で、「クリスマスこそ仕事!」というサービス業の人たちも増えていきました。
楽しむ人が増える分、楽しみを提供する人も増えるのは当然ですよね。
「こんな日に仕事なんて!」と、ボヤキが聞こえてきたものです。
見方を変えると、感じ方も変わる
もしあなたが、華やかな街中で一人でいることを「寂しい」と感じるならば、ふとトリックアートを思い出してみてください。
角度により、少女にも老婆にも見える有名な絵がありますね。
「寂しい」と感じる理由は、自分自身の錯覚かもしれません。
外部的な要因によって「寂しい」と思い込んでいるだけかも?
私はサービス業に関与していますが、「楽しみを提供する」という立場を自らも楽しんでいる人は、実際にとても多いですよ。
「裏方」というより、「エンターテイナー」として、お客様の喜ぶサービスを演出しよう、という気概を感じます。
また若い世代ほど、クリスマスを一人で過ごすことに抵抗がなくなっていると感じます。
ダイバーシティが尊重される昨今、いつ、だれと、どのように過ごすかは、人それぞれ。
人生観の変化も進み、画一的だった価値観がどんどん多様化しているな~と感じます。
自分自身の価値観を大切にすれば、周囲と比べて、寂しくなったり、みじめになったりすることはないのです。
自分の価値観がわからなくなったときは、自然界より発せられる季節感を自分の五感で感じ取ってみてください。
宇宙とつながっていると感じると、様々な錯覚から解放されるような気持ちになりますよ。
一年でいちばん慌ただしい季節の到来ですが、こんなときこそ、自分なりの心地よい時間を過ごしてみませんか。
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Frau EDU フラウエデュ
by Mei